よくある質問と答え
商品のサイズについて、教えてください。
アルシュのホームページ arche.comで販売されている商品のサイズは、すべてフランス・サイズです。
オンラインショップで販売されている商品には、かならず個別の商品情報が記載されています。サイズについて、もしご不明な点がございましたら、この商品情報をご覧ください。サイズガイドで、正確な寸法をご案内しております。
商品のお手入れは、どのようにすればよいですか?
弊社の商品は、自社工場で、100もの作業工程を経てつくられています。ご家庭では、2-3のお手入れをおこなうだけで、長いあいだお使いいただけます。
ヌバック
材料のヌバックは、弊社が厳選したヨーロッパの納入業者から購入しています。使っているのは雌の仔牛の表革で、表面をやすりがけして起毛処理がほどこされています。こうすることによって、ヌバック独特の、ビロードのような風合いとモアレ模様とができあがるのです。
- 弊社のヌバックは、撥水加工がほどこされているものも一部ありますが、ほとんどの商品には、革の美しい風合いを長持ちさせるため、皮革製品専用の防水スプレーをかけていただくことをおすすめします。防水スプレーは、定期的に噴霧してください。
- ヌバック独特のモアレ模様を守り、ほこりを除去するには、柔らかい毛(ナイロン製)のブラシか、あるいは、より研磨効果の高いブラシをやさしくかけてください。
- 表面についたシミをとるには、シミの個所を石鹸水でそっとこすりましょう。石鹸は、できればマルセイユ石鹸をお使いください。さらに、その部分だけを、真水でよく洗浄します。乾かすときは、暖房や熱源から離して、自然乾燥させましょう。さいごに、ヌバックにブラシをかけると、もとのモアレ模様がもどります。
- とくに油性のシミをとるには、ソミエールの土〔訳注 フランスの鉱物性シミ取り剤〕をお使いいただくとよいでしょう。
- ヌバックには、けっして靴墨を使用しないでください。起毛が失われるおそれがあります。
表革
弊社が使用しているのは、ヨーロッパでもっとも品質の高いメーカーから提供されたなめし革です。雌の仔牛や若い牡牛の表革は、多少ともざらざらした風合いがあるため、ていねいな仕上げをほどこしています。
- 上質な革を長持ちさせるために、定期的に専用の防水スプレーを噴霧しましょう。表革の特徴であるしなやかさ、そして美しい発色をそこなわないよう、お手入れには、皮革製品専用のクリームやローションをお使いください。
- ほこりの除去には、やわらかい布、もしくはやわらかい毛のブラシが最適です。
- 表面についたシミをとるには、シミの個所を石鹸水でそっとこすります。石鹸は、できればマルセイユ石鹸、あるいは皮革製品専用の汚れ落としをお使いください。そのあと、その個所を真水でよく洗い流します。乾かすときは、暖房や熱源から離して、自然乾燥させましょう。乾いたら、皮革製品専用のクリームを塗り、ウールの布か、もしくは裏返しにしたムートンの手袋で磨いてください。
- 革のしなやかさや色合いが変質しないよう、靴墨は、動物性や植物性の素材をもとにつくられた、良質のものをお使いいただくことが大切です。
エナメルレザー
弊社では、雌の仔牛の表革でも、とくにしなやかなものを厳選し、表面に光沢のあるフィルムで仕上げをしています。
- この光沢を長持ちさせるには、フェース用の乳液を塗っていただくのがおすすめです。
- エナメルレザーの汚れやほこりを落とすには、スキン用のウェットティシューをお使いください。ただし、アルコール成分が入っていないものをお選びください。
プリント革
さまざまな模様がプリントされている商品にも、ヨーロッパ産の雌の仔牛の表革が使われています。
- 艶を持続させるために、皮革製品専用の防水スプレーを定期的に噴霧してください。革のしなやかさ、あざやかな色合いを長持ちさせるには、皮革製品専用の栄養クリームを塗ることをおすすめしています。クリームは、あらかじめ目立たない個所で試して、シミができないことを確認してから、ご使用ください。
- ほこりの除去には、やわらかい布、もしくはやわらかい毛のブラシが最適です。
- 表面についたシミをとるには、シミの個所を石鹸水でそっとこすりましょう。石鹸は、できればマルセイユ石鹸、あるいは皮革製品専用の汚れ落としをお使いください。そのあと、その個所を真水でよく洗い流します。乾かすときは、暖房や熱源から離して、自然乾燥させましょう。乾いたら、お手入れ用のクリームを塗り、ウールの布か、もしくは裏返しにしたムートンの手袋で磨いてください。
- 靴墨は、プリント模様を変質させてしまうことがあるので、お使いにならないでください。
ソール
弊社の製品に使用されているソールは、Lactae HeveaⓇ、Formula NaturalⓇ、ラテックス、ゴムなど、やわらかい素材でつくられています。
- パラゴムの純粋な乳液からつくられたソールは、自然素材でできているため、白い痕がつくことがあります。その場合、毛羽立っていない布をレモン汁か無色の酢で湿し、拭き取ってください。
- ソールを洗浄するときは、石鹸水がおすすめです。石鹸水は、どの素材のソールにもお使いいただけます。
- 化学溶剤は、ソールの素材を変質させるおそれがあるので、けっして使用しないでください。
色が移ってしまったときは、どのように対処すればいいですか?
弊社では、シーズンごとに色を指定しています。つくられた染料は染色槽に入れ、そこになめし工程を経た革を漬け込み、染料を浸透させています。こうすることで、革本来の美しさをキープしつつ、発色のきれいな製品に仕上げることができるのです。熟練した職人の手で生みだされる鮮やかな色合いは、革の性質が存分に生かされた、本物の証〔あかし〕です。
弊社では、この革の美しさをキープするための特別な表面処理などは、いっさいおこなっておりません。色の濃度、革のしなやかさを最適の状態に仕上げています。とくに、モアレ模様の美しいヌバックが、その良い例です。
こうした厳しい基準にもとづいてつくられた商品は、ときとして、他の衣類もしくは肌に色を移してしまうことがあります。利用者の肌の酸性の度合いによっては、色移りが強く出てしまうことがあります。素材がヌバックの場合、表革にやすりをかけたあと、表面にかすが残ったときに、それが原因となって、色移りが生じることもあります。いずれの場合も、色が染み出ただけで、有害性はありません。多くの場合、肌の表面を少量の水もしくは石鹸で洗っていただくだけで、落とすことができます。
商品を長時間にわたって水と接触させることは、避けてください。水分のせいで、衣類に色が移りやすくなるおそれがあるからです。また、商品を長いこと光にあてると、経年とともに変色することがあります。
アルシュの商品が長く使える理由について、教えてください。
弊社の商品は、厳しい検査基準にもとづいてつくられています。とくに、素材の選定には、妥協しない姿勢で臨んでおります。
弊社の使用するなめし革はすべて、ヨーロッパのタンナー(皮革製造会社)から購入したものです。各メーカーは、法で定められた倫理基準を順守し、環境への配慮を怠らず、最高品質の革を提供しています。
アルシュのDNAは、そのあざやかな色にあります。厳選した色のあざやかさを実現するため、納入メーカーは、環境規準REACHで定められた伝統的ななめし技法を採用しています。
1968年の創業時より一貫して、すべての商品は、フランスのロワール地方にある弊社のデザイン・スタジオでデザインされています。ほとんどの商品は、トゥール近郊の、デザイン・スタジオと同じ敷地内にある工場でつくられています。ごく一部の商品は、弊社が所有するヨーロッパの工場でつくられています。
商品は100%、シャトー=ルノーの弊社の工場で最終の品質検査を受けてから、お客様のもとにお届けします。